どんな仕事でもトラブル・クレームは多少なりとも付きものですよね。
痩身エステのエステティシャンも同じ人間、施術でアザができてしまったなどトラブルは起こりえます。
- どんな人がトラブルに遭遇しやすいか?
- いざという時どんな対応をしたらいいか?
そこで今回は、
痩身エステで起こりうるトラブルにつて、現役エステティシャンの方に聞いてきました!
これを知っておけば安心してサロン選びがしやすくなります☆
目次
エステティシャンがベストをつくしても、トラブルの可能性はある
エステで痩身を行う際、様々な手技や美容機器を利用し、ボディラインを美しくしていくのですが、トリートメントの中にはお客様にある程度の負担をかけるものもあります。
そうしたトリートメントの際は、お客様の体調が万全である事が前提で行われなければいけません。
しかし、機器の使い方やお客様の体調、肌質、体質次第で、トラブルの原因となってしまう場合もありますし、エステティシャンが最新の注意を払っていてもよきせぬトラブルが起こる場合もあります。
ですので、施術を受ける際は効果が実感できるだけでなく、
こういったトラブルが起こる可能性もあるということを、頭に入れた上て痩身エステを受ける事をおすすめします。
サウナ・ヒーティング中の貧血・痙攣
痩身のコースを行う際、一番よく起こりうるトラブルがコース中の貧血や痙攣(けいれん)です。
特に起こりやすいのは
- 睡眠不足のとき
- 極端な食事制限で空腹の状態のとき
- 疲労がたまっているとき
- 元々サウナやお風呂で貧血を起こしやすい方
などです。
エステで痩身を行うさい、脂肪を燃焼する上で、身体を温めるコースというのはなくてはならないものです。
ですが、上記のような状態の場合に無理してコースを行うと、普段貧血などの症状がでない方でも、具合が悪くなったり、コース中倒れてしまう場合があります。
コース中ベットで横になっているだけで、脂肪が燃焼されたり、セルライトがほぐれたりするのはエステの最大のメリットですが、自分で何かしているわけでなくても、身体は運動をしている時と同じくらいの消耗があります。
エステで痩身を行う場合は、十分に睡眠をとり体調の良いで施術を受けるよう心がけましょう。
また、健康な状態であっても、ヒーティング中いつも具合が悪くなってしまうという方は、ヒーティングの時間を短くしてもらったりヒーティング中、首や頭を保冷剤や冷たいタオルなどで冷やしてもらうと、
気分の良い状態でコースを受ける事ができます。
水分不足原因で熱中症の様な状態になる方も多いので、コース前、コース中は出来るだけしっかり水分を摂取するよう心がけましょう。
吸引、揉撚機器や、もみだし系のコースによるアザ(内出血)
揉撚(じゅうねつ)・・・カンタンに言うと、肩もみなどのこと。
マッサージでアザが出来てしまった方は、
エステティシャンの力がお客様の身体(セルライトや肉質)に対して強い場合であったり、
マシンでアザが出来てしまった方は、出力レベルが強い可能性があります。
また、お客様がアザの出来やすい体質という事も考えられます。
- セルライトが肥大化してしまっている方
- 身体が冷えている方
- 血行不良などでむくみの激しい方
- 筋肉量が少なく脂肪が多い方
- どこかに身体を打っただけですぐアザになってしまうような体質の方
このような方はエステで行われる吸引、もみだし系のコースでアザになる可能性があります。
コースを受ける際に
「痛いけど我慢して施術してもらっている」
という方は気をつけていただきたいと思います。
ブライダル前は特に注意
一番多いトラブルが、ブライダル前に効果的な施術を行いたくて、
強めの圧やレベルで施術を行い、ドレスで隠せない部分にアザができ、クレームになってしまうというものです。
基本的にブライダルエステは何度か定期的に通っているサロンで施術を受ける方が安心です。
こういったトラブルを防ぐ為、ブライダル直前の新規のお客様はお断りするサロンもあります。
ですが式直前に飛び込みで体験エステをされる方がいらっしゃるのも現実です。
ブライダルエステ専門のコースや体験であれば、
結婚式直前はなるべく肌や身体に負担がかからない優しいコースでお手入れをしますが、
お化粧で隠すことも出来ますが、あざになってしまうと、綺麗に治るまでに時間がかかり、
綺麗になるために行ったはずのエステで悲しい思いをしてしまう事になる場合もあります。
アザができたらクレーム入れられるの?
クレームが来た場合、
- 謝罪し病院などに行っていただき、その際の交通費、医療費を全て出す
- 謝罪のお手紙を書く
- コースを1回分サービスにする
という流れが私のサロンのやり方でしたが、中にはお詫びだけのサロンなどもあるようです。
アザができたサロンに行くか行かないかはその後の対応次第かと思います。
何度もアザができるサロンは・・・
アザができれば効果がでるものでもありませんし、痛ければ効果が高いという事もありません。
「強くやらなければ効かない」と思っている方がコース中に我慢してしまって、
後からアザになるということが多々あるようです。
体感的に「痛い」と思うようであればすぐにエステティシャンに伝えるようにしましょう。
また「痛い」と感じた場合、身体には力が入ってしまい、思ったようにセルライトや脂肪の分解が出来ない場合があります。
1回体験に行った時にアザができると言うのはたまにあることですが、基本的にアザが出来るまで施術はしないほうが良いので、毎回アザをつくられるなら、そのサロンは辞めたほうが良いと思います。
HIFU(ハイフ)機器によるサロンでのヤケド
HIFU(ハイフ)とは
High Intensity Focused Ultrasound=高密度焦点式超音波のことです。
超音波をピンポイントに皮下脂肪に当てることができ、燃焼させることができる最先端なマシンです。
がん治療にも使用されてます。
たった一回でも効果が実感でき、
キャビテーションによりも強力といわれており人気です。
近年ハイフをよく聞くようになり、その効果も気になる方もいると思います。
しかし、それと同時にトラブルもチラホラ聞くことが、、、
このハイフですが、超音波を照射した部分が加熱され脂肪細胞が溶解し、皮下脂肪が減る
といった効果がある為、エステでは痩身や小顔のコースで使用される人気の機器です。
医療用のハイフとして有名なものは
- 「ウルトラセル」
- 「ウルトラフォーマ」
- 「サーマクール」
と行ったものがありますが
こういったものをクリニックで施術する場合、1回で10万~30万と言った費用がかかります。
エステのものは医療用ハイフではないものの、クリニックに比べて安価で出来るという利点によって、
人気のコースでしたが、温熱効果により
- 熱傷になり治るまでに半年かかった
- 美容クリニック併設のサロンで神経の一部を損傷した
- 顔にミミズばれの様な傷が付いてしまった
ハイフによる痩身を考えている方はサロン又はクリニック選びをしっかりとって下さい。
また何かトラブルが起こった際、
病院へ通院する費用などの補償はあるのか、聞いておく必要があると思います。
より安全を求めるならクリニックかなと思います。ハイフを行うのであればクリニックもオススメです。
アザができたトラブルの所にも書きましたが、結婚式直前の方など、
過去にハイフの経験なしでブライダルエステで施術するのは控える事をお勧めします。
化粧品が肌に合わずかゆみや湿疹がでる場合
痩身では、マッサージ効果や脂肪燃焼効果を高めるために、オイルやクリーム、ローションなどの化粧品を全身に塗布し施術を行います。
中にはその化粧品の成分が合わず、かゆみが出たり、にきびや湿疹がでる方もいらっしゃいます。
大体の場合は身体に塗布してすぐ、もしくはコース中にそういった症状が出るのですが、
コース中は気付かず自宅に帰って状態が悪化する場合もあります。
湿疹にもよりますが、冷やしたり、そのまま様子をみていれば鎮静するものもあれば、
かゆみがの症状などが続く場合もあるので、その時は早めに皮膚科などの受診をおすすめします。
肌が敏感で不安な方はコースを受ける前にエステティシャンに相談し、
パッチテストなどを受けて様子を見てから体験される事をおすすめします。
パッチテストは、問い合わせしたほうが良いとは思いますが。
基本的に無料でしてくれると思います。
まとめ
以上がエステサロンで起こりうるトラブルの事例です。
もちろん痩身サロンで施術を受けていらっしゃるほとんどの方は何のトラブルもなく
コースに通っていますが、中には何百人、何千人に1名の確率でもトラブル
に合ってしまう方もいます。
そういったトラブルを未然に防ぐ為にも、施術を受ける方もこういった最低限の知識と、
何かあった時にも安心なサロンを選んだ上でエステを受けてください。
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